
訪問当日の基本情報(6月18日)
混雑状況と入場時間
📅 訪問日:2025年6月18日(9回目)
→ 開催67日目/全184日(残り117日)
・曜日:水曜(平日)
・入場時間:午前9時55分ころ(予約は西ゲート9時)
・西入場ゲート:混雑はまったくなし(9:55ころ)
→ゲート待ち10時の待機の方が大勢いました。
・場内の混雑:前回(6/4)より、若干空いてる気がした。
・訪れたパビリオン数:6か所+イベント2ヶ所
→予約あり3ヶ所、予約なし5ヶ所
気温と服装の記録
- 天気・気温:
晴れ☀️ 朝:29度、昼(気温 30〜36℃)、夜33度 - 日中〜夕方の服装:
- ハイキング用の速乾シャツ(汗をかいてもすぐに乾きます)
- 綿パン
- 持参のシャツに着替えました(夕方)
暑さ対策グッズは

・帽子
・日傘
・携帯ファン(長時間駆動のもの)
・水筒に氷を満杯に入れる(会場で冷えた水を継ぎ足す)
・冷却スプレー
・汗ふきシート
・着替え
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🎪 訪問パビリオンとおすすめしたい人
パビリオン名(記事に飛びます) | おすすめ度 | こんな人におすすめ |
インド:バーラト館 | ★★★★☆ | インドの産業に興味のある人 |
オーストラリア館 | ★★★★☆ | オーストラリアの自然に興味のある人 |
イベント 「万博保健室」 | (短期間で終了しました) | |
くらげ | ★★★★☆ | 小さいお子さんと一緒に楽しみたい人 |
イベント 「能:水の輪」 | (1日限りのイベントでした) | |
ポーランド館 | ★★★★★ | 展示を見て癒やされたい人 |
中国館 | ★★★★★ | 中国の文化財、最先端技術に興味のある人 |
ブラジル館 | ★★★★☆ | アート好きの人 |
※おすすめ度はあくまで個人の感想です。
インドパビリオン・バーラト館(おすすめ度:★★★★☆)

バーラト館に何気なく入ったらインドのパビリオンだった。
インドの正式名称がバーラトだと初めて知って、勉強になりました。
バーラト館では、展示品の一つひとつにQRコードがついているので、より詳しい情報を知ることができます。
展示品の背後にディスプレイがあり解説が映像で見れるので、とてもわかりやすい展示です。
クチコミにもありましたが「スグハイレル!」「スグオワル!」「ナラバナイ!」とスタッフさんの声掛けに気づかれたら、ぜひ行ってみてください。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約なし
訪問の時間帯:10:15頃
行列人数:なし
待ち時間:なし
見学時間:15分
一番気になった展示品:サンドアートテーブル

【↑画像】ガラスの反射で、中の様子がまったく見えませんが、これはテーブルです。
ガラスに映っているのは、製品を紹介しているTV画面です。
テーブルの天板の中に白い砂が敷き詰められていて、砂の上を鉄球が転がって模様を描きます。
鉄球の動きで作る素晴らしいアート作品です。
300以上のパターンがスマホ操作で作れると解説にありました。
インドの企業の製品で現地では実際に販売されているそうです。
企業のホームページで、鉄球が転がってアート作品を作る様子が動画で見れます
その他、館内の風景・展示品


【↑画像】左:入口付近。右:会場内の数カ所にソファが置かれています。


【↑画像】展示品はQRコードから詳細情報を取得できます。


【↑画像】展示品の近くには映像の解説もあります。
🌏 なぜ「インド館」ではなく「バーラト館」なのか?
✅ 1. 「バーラト」はインドの正式名称のひとつ
- インドの憲法では、国の正式名称を
「India, that is Bharat(インド、すなわちバーラト)」と記しています。 - 「バーラト(Bharat)」は、ヒンディー語などで使われる自国の呼び名です。
✅ 2. インド政府が「バーラト」という名称を重視している
- 最近のインドでは、「India」よりも「Bharat」を使おうという動きが強くなっています。
- 国際的な場でも、自国の文化や歴史を大切にするために「Bharat」という言葉をあえて使うことがあります。
✅ 3. 文化・歴史への誇りを示すため
- 「インド」は英語名であり、植民地時代に広まりました。
オーストラリア館(おすすめ度:★★★★☆)

パビリオンに入った途端に別世界の景色が広がってワクワクしました。
森の中を進んでいくと、木の陰からコアラや鳥が隠れていることを発見し、キョロキョロしながら楽しみました。
小さいお子様連れでも楽しめるパビリオンです。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約あり
訪問の時間帯:10:35頃
行列人数:なし(予約なしの列は20人くらい)
待ち時間:なし
見学時間:10分


【↑画像】森の中を歩いて進みます。木にはスクリーンが埋め込まれて動物の映像が隠れています。


【↑シアター】天井まで続く迫力のスクリーン。オーストラリアの素晴らしい写真が高画質のスクリーンに映し出されます。


【↑画像】オーストラリア館の屋外です。
出口付近にステージがあり、定期的にイベントがあるようです。この日はパフォーマーがショーを行っていました。
いのちの遊び場 くらげ館(おすすめ度:★★★★☆)

くらげ館は、大人から小さいお子様まで一緒に楽しめます。
待ち時間もあまりないようです。自由に見学ができますので、空き時間に立ち寄るのに最適です。
予約エリアは、抽選予約に何度か挑戦しましたが、いつもハズレました。
今後も抽選にトライして、予約のゾーンにも行きたいです。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約なし
訪問の時間帯:15:34頃
行列人数:なし
待ち時間:なし
見学時間:15分(予約エリアを含まず)
マッシュアップ・オーケストラ(Mashup Orchestra)


【↑画像】モニター画面の下に置かれているパネル(AR対応カード)をかざすことで、背景音楽や楽器の音がリアルタイムで変化し、顔や体に映像エフェクトも表示されます。
🎹 希望のピアノ

【↑画像】世界の子どもたちが描いた900体のクラゲで装飾されたピアノ。
誰でも自由に弾けるストリートピアノです。
🔧 転生オルガン

【↑画像】古いパソコンなどの電子廃材を再利用したオルガンで、音や構造にエコや創造性を感じられる展示です。
🧩 不思議な楽器コーナー
角命(つのめい):三角形パネルとLEDが反応し、動きと音のアート
音触:ジェル素材に触れると、光と振動で体験演奏ができる楽器
【↑動画】不思議な楽器:手を近づけると音がなります。
ブラジル館(おすすめ度:★★★★☆)

到着したときに行列が長く120人ほど、表示は40分待ち。並んでみるとまったく列が流れず、中には離脱する人も数組いました。
列が動き出すと一気に50人くらいずつ中に入れたようです。
なかなか列が動かないので、このパビリオンは椅子を持って並ぶのが良いと思います。
展示品は、アート好きの私には楽しめました。
他の方の評価・口コミを見ると意見が分かれていました。
ブラジルパビリオンが配布するアート絵画柄のポンチョを万博内でよく見かけますが、私が訪問したときには配られていませんでした。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約なし
訪問の時間帯:18:08頃
行列人数:約120人
待ち時間:約25分(表示は40分待ち)
見学時間:15分


【↑画像】空気のアート作品。薄いプラスチックフィルムで作られた空気注入型のオブジェが膨らんだり萎んだりするように設計されています。息をするような動きを見せることで、命の変化を表現しています。


【↑画像】現代アート絵画の数々。


【↑画像】左:ボデイペインティング。右:ブラジルの日常を映像で見る。
会場内では、ブラジルのポンチョを羽織り、顔を白く塗った中高生の姿をよく見かけました。きっとこの展示に参加して、友達同士で塗り合いながら楽しんでいたのでしょう。参加型のこうした企画は、万博らしい素晴らしい体験ですね。
ポーランド館(おすすめ度:★★★★★)

センスの良いディスプレイ、良い香り、作品を見て回るだけで心がリラックスできました。
特に最後のホウキ🧹のようなアート作品は、ずっと見ていたい作品です。
多くの方が高い評価をつけるパビリオンで、いつも行列です。ぜひ予約を取って訪問されることをおすすめします。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約あり
訪問の時間帯:19:12頃
行列人数:予約あり5人、(予約なし70人くらい)
待ち時間:約5分(予約なしの待ち時間は不明、
見学時間:25分
※1回に予約あり10人、予約なし20人が入りました。
Spirit Plant
会場内に設置されたタブレットの質問に回答して行くと、あなたの心の花がスクリーンに表示されます。

☁️「Cloud(雲)」と🕷️「pająki(パヨンキ=蜘蛛)」の関係。

【↑画像】作品名は雲です。蜘蛛と呼ばれる装飾をモチーフにしたそうです。
「pająki(蜘蛛)」とは?ポーランドの**伝統的な室内装飾(吊るし飾り)**の名前です。形が蜘蛛の巣のように見えるため「蜘蛛」と呼ばれています(=pająkiはポーランド語で「蜘蛛」)。 本来は豊穣や幸運を呼び、災いを避けるために家の中に吊るしていたものです。 |
Sound of Matter:香り・音・光による森のヒーリング空間

音・香り・視覚でリラックスできる体験です。
🎶 Aura(オーラ)

【↑画像】いつまでも見ていたい気分で、椅子に座って眺めていました。
ポーランド館のすべてのブースが気に入りました。
詳しく紹介したいので、別ブログでまとめています。
こちらもご覧ください

中国館(おすすめ度:★★★★☆)

いつ通っても長蛇の列で入場をためらっていた中国館。今回は夜に通りかかった際、思い切って並んでみたら、意外にも列はスムーズに進み、11分ほどで入館できました。
中に入ると、館内は広々としており、貴重な文化財のレプリカや歴史を伝える映像が印象的でした。派手さはありませんが、展示の重厚さとスケールに圧倒され、中国の長い歴史と文化の偉大さを感じられる内容でした。
また、展示方法にも驚きがありました。ガラスケースがタッチパネルになっていて、触れると説明が表示されたり、魚の映像にタッチすると詳細情報が出たり、AIと対話できるコーナーまであります。伝統と最新技術が融合した展示は、とても新鮮で見ごたえがありました。
中国についてさまざまなイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、このパビリオンでは文化・歴史・科学技術の魅力を素直に感じることができました。ぜひ多くの方に訪れていただきたいと思います。
📌訪問情報まとめ
予約の有無:予約なし
訪問の時間帯:19:49頃
行列人数:約120人
待ち時間:約11分
見学時間:40分
三星堆の文化財(レプリカ)
青銅神木
高さ:約3.84メートル(中国国家博物館所)
年代:紀元前1200年頃(約3000年前)
出土地:中国四川省・広漢市の三星堆遺跡
素材:青銅(ブロンズ)
青銅の縦目仮面(青銅仮面)
紀元前1200年ごろのもの
飛び出した縦長の目が特徴
通常の人間の顔とは異なる、独自の造形美。
青銅獣首冠人像
出土:1986年、四川省・三星堆遺跡の祭祀坑から発見
高さ:約42.6cm
儀式用の像と考えられており、歴史的価値が高い展示です
最新技術と展示の工夫
まるで普通の展示ケースに見えますが、実はガラスに触れると情報が浮かび上がる仕組み。以下の操作が可能です。

【↑画像】
『3D』イラストで360度の自由な角度で見られる。
『日本語』説明は日本語で解説される。
『 i 』展示品の詳細が表示される。
他のパビリオンでは見られない先進的な展示方法に驚きました。今後の美術館や博物館にも広がってほしい工夫です。
木彫り像と日中交流の歴史
日中国と関わりの深い日本人の木像が展示されており、「最澄」や「空海」以外にも名前を初めて知る方がいて、とても勉強になりました。誰もが知っている「孫悟空とアトム」もありました。
木彫りの詳細はこちら

AIの孫悟空に質問してみる
来場者の方が中国について知りたいことを質問するとAI孫悟空が答えてくれます。

私が行った時は、若者が日本語で『中国のおすすめラーメン』について聞いていました。
月の砂


【↑画像】左:月の砂。右:その解説。
『嫦娥6号』が採取した月面表土のサンプル
2024年6月、中国の月探査機『嫦娥6号』は月の裏側からのサンプルリターンに成功した。
映像で中国の日常を

【↑画像】座って鑑賞できる映像スペースもあり、落ち着いて見学できます。
中国パビリオンについては別ブログにまとめております

山本能楽堂 能のイベント「水の輪」
イベントの詳細は 👉️こちら

イベントの詳細は 👉️こちらから
【万博参加国の国旗の冠と衣装を自作し、“子ども”水鳥たちが誕生】
万博参加国と同数158ヶ国の水鳥たちの国旗の天冠、衣装は、出演する子ども達自身で制作。
参加する大阪YMCAインターナショナルスクールの幼稚園児・小学生約180人は、踊りのお稽古も行い、大阪の水をきれいにする水鳥になります。

上記記事と画像の引用元は 👉️こちらのプレスリリースから
※子どもたちの能舞台への出演は、見ていて微笑ましい光景でした。
健康系のイベント
- イベント名:ウィメンズヘルスブース(Women’s Health Booth)
- 協賛企業:味の素株式会社、Miss SAKE、ラブテリなど
- 開催期間:2025年6月17日(火)〜6月22日(日)
- 開催時間:10:00〜17:00(関西パビリオン多目的エリア内)


【↑画像】健康状態を検査して、その場で結果がもらえます。
この健康イベントは、短期で終わりましたが、関西万博では何度か健康系のイベントの開催予定ががあります。
見つけたら参加してみてください。
まとめ
9回目となる今回の訪問では、朝から夕方まで6つのパビリオンと2つのイベントを体験しました。
暑さが本格化する中でも、冷却スプレーや携帯ファンなどのグッズを駆使して快適に過ごすことができました。
印象的だったのは、インドの「バーラト館」や、文化と最新技術が融合した「中国館」。
どちらも展示の工夫が見事で、深い学びと驚きがありました。
また、ポーランド館ではアートと香りの空間に癒され、まるで小さな旅をしたような気分に。
夏の万博は体力勝負ですが、しっかりと準備すれば快適に楽しめます。
これから訪れる方は、ぜひ暑さ対策を万全にして、魅力あふれるパビリオンめぐりを楽しんでください!
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