はじめに:夏こそ涼しい信州へ
連日30度超えの猛暑の都会を抜け出して、涼しい信州白馬村に行ってきました。
八方アルペンライン(ゴンドラとリフト)を乗り継いで、地上よりも1000mも高い場所に一気に上ることができます。そこは過ごしやすい気温と北アルプスの絶景、高山植物のお花畑を見ることができます。
今回の旅行でお世話になった宿ーホテル白馬 と 白馬ひふみ ― の宿泊体験も併せて紹介します。
八方は北アルプスの山々の絶景とともに、夏はお花畑、秋は紅葉、冬から春はスキーと全シーズンが楽しめるエリアです。どの季節に行っても素晴らしい体験ができますので、オススメです。
八方尾根:八方池山荘へは、2種類のルートで
(1)八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト2本)

八方ゴンドラリフト「アダム」と2本のリフトを使って、ゴンドラ乗り場:標高770mから八方池山荘(標高1,830m)まで行くことができます。
八方アルペンラインの料金は、大人往復3400円(2025年8月時点)です。
標高差1000m以上を約40分で移動します。
ゴンドラとリフトから爽やかな気温と絶景の景色を楽しめます。
(2)黒菱ライン(リフト2本)

標高1500mの山の中腹に駐車場があり、ここまではご自身の車で移動のみです。
駐車場からリフトを2本乗り継いで八方池山荘(標高1,830m)へ。
黒菱ラインの料金は、大人往復2,300円(2025年8月時点)です。
駐車場から八方池山荘まで標高差330mをリフト2本を乗り継いで約15分で移動します。
うさぎ平:ゴンドラ山頂駅(標高1400m)
うさぎ平には素敵なカフェやレストランがあります。
HPで見るとおしゃれで映えスポットですね。
登山をしない方でも楽しめて、いいですね!
ゴンドラ山頂駅に『うさぎ平カフェ』があり、ハイキングのシメにソフトクリームを頂きました。
スターバックスのコーヒー豆を使った、提携カフェです。公式店舗ではありませんが、同じ品質のコーヒーが楽しめます。
公式店舗と同等の美味しいコーヒーが、この1400mの標高で味わえるのは嬉しいですね。

【↑画像】うさぎ平のゴンドラ駅の外にはイスやテントが設置されてあり、ゆっくり休憩するのにぴったりな場所です。
八方ゴンドラ 下りのゴンドラで『冷たいオシボリのサービス』

【↑画像】下りのゴンドラで、冷たいおしぼりをいただきました。山を歩いて汗だくになっていたので、とても嬉しかったです。さすが日本のおもてなしですね。
インバウンドのお客様はどこから来ているの?
下山後のゴンドラ駅の出口付近に画像のようなパネルがありました。多くの外国人が八方に来られているのに驚きです。

【↑画像】中国の方がダントツの1位、次が台湾の方ですね。皆さん遠くからありがとうございます。
八方尾根 ハイキングルート

引用元:白馬八方尾根 のHPより
本格登山コース:八方池山荘(リフト頂上駅:標高1850m)〜唐松岳(頂上:標高2696m)

【↑画像】道中できれいな山々の景色に元気をもらいました。

【↑画像】丸山ケルン。
このルートを歩く方は、日帰りで唐松岳頂上までの往復をする人、唐松岳頂上山荘に泊まる人など、多くの登山者が唐松岳の山頂を目指して歩いています。
登山の実力によりますが、約12kmの距離を、約7時間くらいかけての往復となります。
日帰りの場合は、ゴンドラの下りの最終出発時間である16:30までにゴンドラ頂上駅のうさぎ平に戻って来る必要があります。
私は、標高2000mを超えたあたりから高山病の症状が出てきて、休憩の回数も多くなったため、予定よりも1時間以上長く時間がかかってしまいました。
そのため、唐松岳の頂上を目指すことを断念。
丸山ケルンは全行程の4分の3くらいまで来てましたが、ここから下山の決断です。
いつか山小屋に泊まって唐松岳山頂へリベンジしてみたいです。
健脚の方は唐松岳山頂まで日帰りで行けたという報告をヤマレコアプリで多く見かけましたが、
白馬村のインフォメーションでは、この八方池山荘から唐松岳山頂までの往復コースは1泊2日のコースとして紹介されていました。
道中の景色も素晴らしかったので、頂上まで行けなくても十分に楽しめましたよ。
初心者向けハイキングコース:八方池山荘(リフト頂上駅:標高1850m)〜八方池(標高2060m)

八方池山荘(リフトの頂上駅)から八方池までの往復のハイキングコースは約2.5〜3時間のコースです。
八方池に映る山々が美しく、「あ〜来てよかった!」と思える癒やしのスポットです。
この日は、風があり池の表面が波打ってますが、凪の日には鏡のように山が逆さに映ります。

【↑画像】引用元:白馬八方尾根のHPより
高山植物
7月8月の八方は、多くの高山植物が見られます。
リフトに乗っている時の足元。
山頂を目指して歩いている道中。
下山前のゴンドラ駅付近のお花畑など。
あらゆる場所でかわいい植物を見ることができました。


画像と文の引用:白馬八方尾根のHPより
通常は現れないはずの低い標高に高山植物が生育し、高い標高に低山に植生する植物が生育している逆転現象が八方尾根の特徴です。八方尾根には347種もの高山植物が自生しており、その中には「ハッポウ」と名がつく固有種もあります。
宿泊体験(1)ホテル白馬

ホテルの立地の良さ
ホテル白馬は白馬村の観光の拠点になる便利な場所に位置しています。
八方ゴンドラリフト「アダム」の乗り場へのアクセスは、徒歩で21分、車で4分、バスもあります。
ホテル白馬からは、八方のほか、五竜・栂池へ行くにも便利な場所です。
ホテル白馬HPに「夏季も冬季もホテル前からはシャトルバスが出ています。」と記載がありました。
ご利用の際は、ホテルでご確認ください。
ホテルの夕食:和洋中の料理に加え、スイーツも豊富









【↑画像】写真に収めきれないくらい豊富な種類のブッフェ・バイキングでした。翌日の食事も内容が入れ替わっていましたよ。美味しくて食べ過ぎに注意です。
ホテルの朝食:2連泊でも、全種類は食べきれない









【↑画像】朝食もどれも美味しく種類も豊富でした。
温泉:肌がつるつるに
温泉の詳しい知識はありませんが、お風呂上がりには肌がすべすべする実感がありました。
湯の温度も私好みで、気持ちよく温泉に浸かることができました。

【↑画像】ホテル白馬HPから引用:内風呂

【↑画像】ホテル白馬HPから引用:露天風呂
白馬姫川温泉
HAKUBAHIMEKAWA ONSEN
姫川より湧き出る温泉は、保温力に優れ温まりが良いと言われています。ナトリウム泉・塩化物温泉は、疲労回復・慢性皮膚炎などに効能があり、さらさらとした泉質が自慢。窓外に望める北アルプスは体だけでなく心までも癒してくれます。
引用元:ホテル白馬HPから
部屋の設備:


【↑画像】ベランダ付きのゆったりしたツインルームです。部屋に浴衣が用意されていますが、1階のEV前で異なるサイズの浴衣を借りる事ができます。


【↑画像】左:コンロ付きのミニキッチンは長期滞在の方には便利でしょうね。


【↑画像】左:電子レンジがついています。右:クローゼット内には、浴衣の上に羽織るベストがありました。
部屋からの眺望


【↑画像】左:部屋から八方のジャンプ台が見え、近隣の山々のシルエットが夕方に浮かび上がる光景は美しかったです。
右:夜にはジャンプ台がライトアップされていました。
その他
ロビーと土産物ショップ



駐車場


【↑画像】左:ホテル白馬の駐車場。右:駐車場から白馬三山(奥右から左へ:白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)が見えました。
その他
写真を撮ってないですが、洗濯機と乾燥機もホテル内にありました。

宿泊体験(2)白馬ひふみ

宿泊の感想:静かな大人のリゾートホテルでした。食事からホテルの設備まで、すべて素晴らしいです。
また泊まりたいホテルです。
部屋のしつらえ



【↑画像】とにかく広くてゆったりした部屋です。



【↑画像】左:室内のお風呂です。源泉かけ流しです。窓の下部分に外気を取り入れて、露天風呂の快適さです。中央:洗面台。右:室内にウォーターサーバーが設置されています。



【↑画像】左:室内の洗面に置かれている化粧品。中央:室内のお風呂に置かれているシャンプー・リンス。右:お茶コーヒーも。



【↑画像】左:お風呂用のかごとタオル。中央:館内用のスリッパ。右:室内着。京都でオーダーメイドされた麻100%のおしゃれなワンピースとショートパンツ。
夕食
長野産の食材をふんだんに使った夕食。スープからデザートまで、どれも美味しかったです。







朝食
久しぶりの和食朝食をいただきました。焼き鮭の絶妙な焼き具合は職人技ですね。

温泉:大浴場
各お部屋にお風呂がついているからなのか、大浴場ではどなたにも出会いませんでした。



【↑画像】5人が使える洗い場があり、基礎化粧品も揃っていました。
ロビー






【↑画像】フロント周りにはセンスの良い装飾品が置かれていました。



【↑画像】洗濯室があり、乾燥機はコイン式のようでした。

白馬の周辺観光
五竜とおみ:開業当時のテレキャビン
懐かしい!!!
開業当時のテレキャビンが展示されていた。
白馬五竜では 昭和48年(1973年)に「東洋初のテレキャビン(ゴンドラ)」を導入したという記録がありましたので、私がスキーで五竜に何度か来てた頃にはこのテレキャビンでした。
当時のスキー場はリフトでの移動が主流だったので、吹雪を避けて山の上に行けるのは画期的。
ワクワクして乗った記憶が今も残っています。
テレキャビンの中で友達と一緒に食べたおにぎりのことは昨日のことのように思い出されます。

【↑画像】開業当時から約20年間使用されたテレキャビン

【↑画像】現在のゴンドラ。スタイリッシュなデザインです。
五竜小遠見山ハイキング

【↑画像】引用元:白馬五竜観光協会より


【↑画像】小遠見山の山頂に登頂。
五竜高山植物園

【↑画像】たくさんの種類のお花が咲いていました。
植物園には植物の名前を書いた札も建てられていましたが、看板が見つからないときは『Googleレンズ』を使って花の名前を調べながら歩きました。








大王わさび農園
わさび園への入場が無料。駐車場もあり、多くの家族連れでにぎわっていました。
わさびグルメのおみやげがたくさん揃っているお土産物ショップは楽しいです。

【↑画像】川の水は透明度が高く、ボートツアーも涼し気でした。

【↑画像】巨大なわさびのオブジェ。

【↑画像】生わさびを練り込んだソフトクリーム。辛さは控えめですがわさびの風味がほんのり。美味しいですよ。
大町山岳博物館


【↑画像】建物の外観。


【↑画像】博物館の窓から『鹿島槍ヶ岳』が見えていました。



【↑画像】地層の成り立ちの解説と多種類の石が展示されていました。



【↑画像】剥製の展示コーナーはまるで生きてるような表情の動物たちです。



【↑画像】豪雪地帯の生活道具、昔のスキー道具など見ごたえのある展示でした。



【↑画像】大町山岳博物館の建物の隣に『大町山岳博物館付属園』があり、屋外で雷鳥やカモシカが飼育されていました。
八方ジャンプ台

【↑画像】ここは27年前の長野オリンピック会場の一つです。当時日本選手が団体ジャンプ競技で金メダルを取った瞬間を思い出しました。


【↑画像】左:リフトを使って滑走のスタートバー近くまで登ることができます。右:オリンピックが開催された当時にTVで見た記憶のある景色です。
まとめ
白馬・八方尾根は、四季を通してさまざまな魅力が楽しめる場所でした。
夏は涼しい空気と高山植物のお花畑、秋は色鮮やかな紅葉、冬から春は世界中の人々を惹きつけるスキーリゾートとして、多彩な表情を見せてくれます。
今回泊まった「ホテル白馬」は観光拠点として便利で家族向き、「白馬ひふみ」は静かで上質な滞在を楽しみたい方におすすめです。目的に合わせて宿を選べば、白馬旅行はさらに特別な思い出になるでしょう。
自然も温泉もグルメも揃う白馬村。
次の旅先に、ぜひ白馬を計画してみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
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