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【立山・雪の大谷】宿泊だからこそ味わえる感動!夜は星空、朝は絶景の朝日

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目次

はじめに

今年も4月中旬に、『雪の大谷』が待望の開通を迎えました。
「雪の大谷の開通に向けた除雪作業が始まった」とのニュースを見たときから、私は「今年こそ絶対に見に行きたい!」と心を躍らせていました。

そしていよいよ、念願の立山へ。
どんな絶景が待っているのか――期待に胸をふくらませながら、旅に出発しました。今回は、その感動の体験を詳しくご紹介します。

宿泊を決めた理由

出発前に調べてみると、室堂までの立山ケーブルや高原バスは大混雑との情報が。
すし詰め状態のケーブル、長蛇の列のバス…。
たどり着くだけでぐったりしてしまうかもしれない、と不安を覚えました。

さらに、標高2,450メートルに位置する室堂は、天候の急変も珍しくありません。
もしも悪天候に当たったら、せっかくの絶景を見逃してしまうかもしれない…。
そんなリスクも考え、私は「ホテル立山」に宿泊することを決断しました。

宿泊することで、
・混雑を避けて、朝夕の静かな時間に雪の大谷を楽しめる
・天候が悪くても、翌日までチャンスがある
という大きなメリットが得られます。

「せっかく行くなら、最高の体験をしたい!」
そんな思いで、私は宿泊を選びました。

宿泊して体験できたこと(星空、朝日、静かな雪の大谷)

【満天の星空】一面に広がる星に感動

日中は雨で星空観察は無理かと思っていたのですが、夕食後に外に出てみると無数の星が見えました。特徴のあるオリオン座を見つけられました。星あかりと残雪に輝く立山連峰をスマホで撮影しました。肉眼でみた方が、もっと素晴らしいです。

【朝日】5時の奇跡、光に染まる山

早朝の5時からホテルを出て日の出を待ちました。この写真は朝5時11分、最初の一枚を撮影しました。少し空が明るくなっています。

【雲海】まるで空の上にいるような絶景

ホテルの奥に雲海が広がっていました。ここは標高2450mなので、まるで雲の上に立っているかのような、夢の光景でした。山の裾野から見上げても早朝に立山連峰の姿は見れなかったと思うと宿泊した価値があります。

また、晴れた日にはこの方角に富山湾を望むことができます。​さらに、天候や大気の状態が良好な日には、能登半島まで見渡せることもあるようです。

【雪の大谷】誰もいない大谷をひとりじめ

観光バスが上がってくる前、朝の静かな雪の大谷を歩きました。
素晴らしすぎて、言葉を失うほどの感動。
室堂に泊まって本当に良かったと、心の中で何度も繰り返しました。

載せた写真では、遠くに小さく人の姿が写っています。
雪の壁がどれほど高いか、よく伝わる一枚です。
朝日を浴びて輝く雪の白さが、また格別でした。

なお、写真奥の左手あたりが、この日最高地点だった高さ16メートルの雪の壁。
普段なら写真を撮る人で大混雑する人気スポットですが、
朝の時間帯なら、こんなにも静かに、ゆったりと味わえます。

みくりが池

左の写真は2年前の夏に訪れたとき、湖面に立山連峰が映る美しい青い湖に感動しました。
しかし今回は、みくりが池の一面に雪が積もり、全く違う表情を見せてくれました。

湖面の一部の雪が少しずつ溶けはじめ、輪のような模様が現れていました。
この現象は「龍の目」と書いて『龍眼(ドラゴンアイ)』と呼ばれているそうです。
神秘的な自然の造形に、思わず見入ってしまいました。

雪の大谷から徒歩圏内に泊まれる宿は4ヶ所だけ!

雪の大谷をじっくり楽しむなら、室堂エリアに宿泊するのが一番です。
夜には満天の星空、早朝には朝日や雲海といった、宿泊者だけが味わえる絶景が待っています。

室堂周辺には徒歩圏内で泊まれる施設が3ヶ所ありますが、設備やサービスには大きな違いがあります。
以下に、レベル感も含めてご紹介します。

ホテル立山(KIKOが宿泊した場所)【リゾートホテル】

室堂ターミナルに直結した、標高2,450mに位置する日本最高所の本格リゾートホテルです。
高原バスを降りてすぐアクセスでき、設備やサービスも充実のホテルです。
快適に過ごしながら、星空観賞や朝日を見るには最高の場所です。
オススメはこのホテル一択です。


みくりが池温泉【山小屋・温泉宿】

室堂から徒歩約10分。
標高2,410m、日本一高い場所にある天然温泉宿です。
建物は山小屋スタイルですが、温泉に浸かりながら澄んだ空を眺める時間は格別。
山で温泉に入れるのは、最高の贅沢です。


雷鳥荘【山小屋】

室堂から徒歩約15分。
自然に囲まれた静かな環境が魅力の山小屋です。
周囲に余計な灯りがないため、夜は満天の星空をゆっくり楽しめます。
登山者向けの素朴な宿なので、ホテルのような設備はありませんが、自然を満喫したい方にはぴったりです。

室堂山荘【山小屋】

室堂ターミナルから徒歩約10分。
標高2,450mに位置する、立山の自然に溶け込むような山小屋です。
木の温もりを感じる素朴な建物で、登山者や自然を楽しむ旅人に親しまれています。
静かに過ごしながら、四季折々の風景や星空を楽しむことができます。

📊 宿泊施設比較表

宿泊施設名タイプ室堂ターミナルからの距離標高特徴料金目安(1泊2食付き)公式サイト
ホテル立山リゾートホテル直結約2,450m日本最高所の本格リゾートホテル。星空観賞や朝日鑑賞に最適。約26,400円〜公式サイト
みくりが池温泉山小屋徒歩約10分約2,410m日本一高所の天然温泉宿。澄んだ空を眺めながら温泉を楽しめる。約12,030円〜公式サイト
雷鳥荘山小屋徒歩約15分約2,410m自然に囲まれた静かな環境。満天の星空を楽しめる。約12,000円〜公式サイト
室堂山荘山小屋徒歩約10分約2,450m木の温もりを感じる素朴な山小屋。四季折々の風景を楽しめる。約13,200円〜公式サイト

※ターミナルからの徒歩時間は、雪のない季節(おおよそ6月〜10月頃)を想定しています。

宿泊して大正解!ホテル立山で体験した特別な時間

室堂ターミナルに直結するホテル立山は、立地の良さだけでなく、宿泊したからこそ味わえた特別な体験がいくつもありました。ここでは、私が実際に泊まって感じた「ホテル立山の魅力」をご紹介します。


ゆったりした部屋

私は眺望の良い広めのお部屋を選びましたので、お部屋でゆっくり過ごすことができました。ホテル立山には2〜4名の洋室(バス付き・バスなし)、和洋のスイートや特別室まであります。

私が泊まったこのお部屋は、Aタイプ・トリプル(バス付き)です。とても清潔で気持ちよく使わせてもらいました。


大満足の食事

山の上での夕食ということで、あまり期待していなかったのですが、想像を超えて大変美味しい食事でした。こんな料理が山の上でいただけるのは幸せでした。


大浴場で癒やされました

お風呂が混むと口コミで見たのですが、空いている時間帯を狙って入浴したので、まったく問題なく、ゆっくりとお風呂を楽しめました。

窓の外は雲上の別天地。立山の湧水を沸かした湯船が貴方の疲れた体と心を癒します。6月中旬〜11月は、日本名水百選の立山玉殿の湧水を使用した名水風呂におつかりください

※ホテル立山のHPから引用(画像と解説)

【スノーシュー体験】雪の上を自由に歩ける楽しさ!

ホテル立山では、昔ながらの「かんじき」を現代風にしたスノーシューとストックをホテルの宿泊者に無料で貸し出していただけます。(※数に限りあり)

私もこのセットを借りて、雪の上を自由に歩き回りました。
足元が沈みにくく、普段は歩きにくい雪の上でもサクサク進めて、とても楽しい体験でした。

多くの方は普通の登山靴で歩いていたため、バランスを取るのに苦労したり、時には転倒してしまう方も…。
スノーシューがあると、安心して雪の大地を満喫できるのでおすすめです!


ホテルのイベントが豊富

私が宿泊したときには『星空観察』と『雷鳥ウォッチング』を実施されていました。『夕方の雪の大谷』などは、宿泊したからこそのイベントともいえます。私は『ビデオ上映』に参加しました。


スタッフの心遣いに感動

ホテル立山での滞在は、景色や施設だけでなく、スタッフの皆さんの温かなおもてなしによって、さらに特別なものになりました。

フロントでの丁寧な対応、食事会場(レストラン)でのきめ細やかなサービス、
そして、美味しい料理を作ってくださった厨房の方々、
どの場面でも、心からの心配りを感じることができました。

室堂という特別な場所にあるホテルだからこそ、宿泊費もそれなりにしますが、
それ以上に心に残る体験があり、「また訪れたい」と心から思える時間でした。

スタッフ一人ひとりの温かな心遣いに、心から感謝しています。

日帰りの方たちはこんな混雑でした

1日目はあいにくの雨模様。室堂バスターミナルは濡れた傘を持った人たちでごった返していました。ホテルは室堂駅に直結しており、ホテルに入るにはこの大勢の人たちをかき分けて進んでいきます。

途中のバス車内から見えた光景ですが、雨の中を傘をさして雪の大谷を散策する人も多くいらっしゃいました。傘をさした状態では、記念写真を撮るのも大変だったでしょうね。

まとめ

ホテル立山に泊まったことで、混雑を気にせず、室堂の自然を心ゆくまで満喫することができました。
満天の星空、雲海に包まれた朝、そして誰もいない雪の大谷を歩く感動――。
どれも、宿泊したからこそ出会えた特別な体験です。
日帰りでは味わえない静かな時間が、旅を何倍にも豊かにしてくれました。
「雪の大谷に行くなら、ぜひ宿泊を」。そう自信を持っておすすめできる、最高の旅になりました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後も引き続きよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

こんにちはKIKOです。60歳まで猛烈に仕事人間だった私が、60歳にふらっと行った一人旅が面白く、自由旅行に目覚めました。
個人手配の海外旅行は知識不足でトラブルだらけ、鉄道の予約に苦しみ、買い物をすれば時にはボッタクリにあい、街ではスリの経験も、旅に行けば毎回、何かしらのピンチの連続です。あとで思い返すとトラブルこそ笑える楽しい思い出です。私の失敗も含め旅の情報をブログで発信していきます。
旅行を趣味にして十数年になり、少しは旅慣れてきました。自由旅行の楽しさ、お得な航空券の探し方、自分にあったホテルの見つけ方、現地でのツアー選びなど、旅の魅力をお伝えできたら嬉しいです。旅行を通して元気でワクワクするシニアライフを目指します。

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