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ニュージーランドで見つけたご褒美ホテル『The George(SLH加盟)』で過ごす贅沢時間

目次

スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)とは

世界中の旅慣れた旅行者を魅了する「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(以下SLH)」は、90カ国以上に広がる520軒以上の独立系高級ホテルが加盟する組織です。各ホテルは小規模で、平均客室数は55室とされています。

SLHのホテルは、一般的な高級チェーンとは一線を画し、それぞれの土地の文化や個性を大切にした、ユニークで洗練された空間を提供しています。

SLHに加盟するためには厳格な審査があり、ホテルの予約時の電話対応から実際の滞在に至るまで覆面調査が行われるほどの徹底ぶり。その厳しい基準をクリアしたホテルだけが、SLHの一員となることを許されます。

こうした特別なホテルの集合体であるSLHは、世界中のホテル愛好家やラグジュアリートラベラーから高い評価を受けています。

SLHを知らなかった私が、たった1泊でファンになった理由

今回の旅行で宿泊したのは、ニュージーランド・クライストチャーチにあるSLH加盟の5つ星ブティックホテル「The George(以下ザ・ジョージ)」。実は、私はSLHの存在をまったく知りませんでした。「ザ・ジョージ」を選んだのは、口コミ評価が高く、宿泊費が1泊3万円と高級ホテルの中では手の届く範囲だったこと、さらにヒルトンアメックスのポイントが付与されるという理由からでした。

偶然の出会いでしたが、実際に滞在してみると、スタッフの心のこもった接客、洗練された内装のセンス、細部まで行き届いたサービスに感動。

心のこもった接客を言葉で表すのは難しいですが、すべてにおいて「さり気なく気遣いがある」と感じました。フロント係だけでなく、ルーム係やレストランのスタッフも皆さん感じが良く、終始心地よい時間を過ごせました。

まさに「特別な時間を過ごせるホテル」と、自信を持って他の人にもおすすめしたいホテルです。

そして何より、この宿泊をきっかけにSLHの存在を知り、その魅力に一気に惹き込まれました。これからの旅では、SLHに加盟するホテルを優先的に探し、「その土地ならではの特別な滞在」を楽しみたいと思っています。

ウィークエンド無料宿泊券:お得に使う?温存する?

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(以下ヒルトンカード)を使い始めて4年。毎年の更新時に一定の条件を満たせば、週末限定の無料宿泊券がもらえます。金曜・土曜・日曜のいずれかに、ヒルトン系列の多くのホテルで利用可能。とても魅力的な特典ですが、どこで使うかが悩みどころです。

今回は「ザ・ジョージ」に使うかどうかで迷いました。当日の宿泊料金は1泊約3万円。それなら、この宿泊券を10万円超えの高級ホテルに使った方が、よりお得では…?

しかし、無料宿泊券の有効期限は1年。使わずに期限切れになれば、価値はゼロです。そこで今回は、3万円分の宿泊費に使うことで、旅費を抑える決断をしました。

価値を最大化するか、今の旅を楽しむか。あなたなら、どう使いますか?

ヒルトンカードの特典:お部屋のアップグレード

ニュージーランド旅行のホテルを探していた時に「ザ・ジョージ」で宿泊した方のクチコミの評価が高く、「素晴らしい!」という声が多いホテルだったので、期待を胸に訪れましたが、その期待を大きく超える滞在となりました。

ヒルトン系のホテルでは、ゴールド会員の特典として空室があればお部屋をアップグレードしてもらえます。通常は「スタンダード」→「デラックスルーム」への変更ですが、今回もチェックイン時に「お部屋をアップグレードしました」との嬉しい言葉が。

さて、どんなお部屋だろう?
ドアを開けた瞬間、思わず――

「わぁ〜スイートだ!」

思わず声が出るほどの驚きと感動!ヒルトンのゴールドメンバーになって4年、初めてのスイートルームへのアップグレードです。

「ザ・ジョージ」のスイートルームは通常販売価格約80,000円。でも、実際に泊まってみると「この豪華さと快適さで8万円はむしろお得では?」と思えるほど、洗練された空間でした。

無料宿泊券で旅費を抑え、さらにスイートルームへのアップグレードという最高の特典。この体験こそ、ヒルトンカードを持つ醍醐味!
旅先での思いがけない贅沢に、心から感動した滞在でした。

部屋の紹介

【部屋の面積】
約60㎡の室内は高さも十分あり、開放感のある大きな窓やリラックスできる家具が配置されて、さらに快適に感じられました。

【バスルーム】
体格の良い方でもゆったり入れる大きなバスタブがあり、リラックスできます。シャワーヘッドが2本付いているので、カップルで並んでシャワーを楽しむことも可能です。

【ウォークインクローゼット】
アイロン台とアイロンが備え付けられており、アイロンがけもここでスムーズにできました。洗濯した服を干すのにも十分な広さがあり、便利です。

【リビングルーム】
大きなTVと向かい合う大きなソファーがあり、快適な空間が広がります。有料のドリンク類も充実しており、カーテンを開けると公園の緑が目に飛び込んできて、心が和みます。

【キッチン】
コーヒー、紅茶、ワイン、ビールなど、どんな飲み物にも合う食器がそろっていて、使いやすさ抜群です。

【ベッドルーム】
壁にテレビが設置されたデスクワークコーナーがあり、くつろげるソファも用意されています。キングサイズのベッドで、ゆったりと休める落ち着いた空間です。

【お土産】
入室後に届いたプレゼントは、「ぬいぐるみ」「チョコレート」「お水」。かわいいクマちゃんには「連れて帰って」と書かれた札が付いており、リュックはパンパンでしたが、胴体部分だけしっかり詰め込んで、無事に持ち帰ることができました。

レストラン「50 Park(50パーク)」のディナー

夕食と朝食をホテルのレストラン「50パーク」でいただきました。高級ホテルのレストランの割にリーズナブルな価格でした。夕食3品+グラスワインで101.5NZD 、日本円で約9,300円です。(レート:1NZD=91.6円)

【夕食】どれも美味しくて満足したのですが、ニュージランドでいただく料理はすべて量が多くて、半分以上残してしまいました。

私に適した量で考えると1皿だけのチョイスになりそうです。残して申し訳ないですが、3皿を楽しませてもらいました。

↑キノコのムースに松の実のトッピング、ブリオッシュ(パン)に塗っていただきました。濃厚でワインと相性が良かったです。

↑ラムのランプ肉、柔らかくてジューシーです。ソースは茄子のピューレ、お肉との相性が抜群です。

↑プチケーキが3種類。2個ずつ同じ種類だったので2名でいただくにはちょうど良いですが、ひとり旅の私は3個残しました。

朝食にもヒルトンカードの特典が…

【朝食】は『コンチネンタル・ブレックファースト』、または『フル・ブレックファースト』の2種類があります。コンチネンタルの方は、今までのホテルでもあったのでイメージが湧きました。

フル・ブレックファーストは、想像がつかずスタッフさんに聞きました。ブッフェボードにあるパンやシリアル、暖かい料理などは自由に取りに行き、さらにアラカルトメニューから好きな料理を注文しても良いとのことです。

フル・ブレックファーストは44NZD(約4,000円)ですが、私が注文したアラカルトの合計金額は、おそらく60NZD(約5,500円) を超えている気がしますが、注文に上限はないそうです。それはお得だなと思いました。

ゴールドメンバーは、ほとんどのヒルトン系ホテルで朝食が2名分無料で付いてきます(一部除外のホテルあり)。ここでも特典の恩恵を受けることができました。

↑夕食と同じレストランです。暖かい料理が3種類と、パンやジュースが自由に取れるコーナーがあります。

↑ジュース・パン・フルーツ・シリアル・ヨーグルトコーナー

↑私がメニュー表からオーダーした4品です。どれもボリュームがあって、サラダの器は写真では小さく見えますが普通のラーメン鉢の大きさです。2エッグのオムレツを頼みましたが、2個の卵ではなく2人前のオムレツサイズでした。どれも美味しかったですが半分残してしまいました。ごめんなさい。

まとめ

今回の滞在では、たまたまスイートルームに案内していただくという幸運がありましたが、それがなくても「ザ・ジョージ」は、記憶に残るすばらしいホテルでした。

建物やお部屋の雰囲気、スタッフの方々の接し方、どれも控えめなのに品があって、居心地の良さを感じさせてくれます。

「SLHって、こんなに素敵なホテルが集まっているんだ」と、初めてその存在を知って感動しました。まさに「ザ・ジョージ」は、SLHが大切にしている世界観や価値を、言葉ではなく滞在そのもので伝えてくれる場所だったと思います。

カードの特典で得したことよりも、このホテルに出会えたことのほうが、私には大きな喜びでした。

また訪れたくなるホテル。誰かにそっと教えたくなるホテル。
クライストチャーチを旅するなら、ぜひ立ち寄ってほしいお気に入りの一軒です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

こんにちはKIKOです。60歳まで猛烈に仕事人間だった私が、60歳にふらっと行った一人旅が面白く、自由旅行に目覚めました。
個人手配の海外旅行は知識不足でトラブルだらけ、鉄道の予約に苦しみ、買い物をすれば時にはボッタクリにあい、街ではスリの経験も、旅に行けば毎回、何かしらのピンチの連続です。あとで思い返すとトラブルこそ笑える楽しい思い出です。私の失敗も含め旅の情報をブログで発信していきます。
旅行を趣味にして十数年になり、少しは旅慣れてきました。自由旅行の楽しさ、お得な航空券の探し方、自分にあったホテルの見つけ方、現地でのツアー選びなど、旅の魅力をお伝えできたら嬉しいです。旅行を通して元気でワクワクするシニアライフを目指します。

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