
ペルー館の前にはいつも行列ができていますが、実際に見学してみて、その人気の理由がよくわかりました。
クチコミでは「試食ができた」との声も多く見かけましたが、私の訪問時には提供はありませんでした。
展示の規模は大きくはないものの、コンパクトながら内容はとても濃く、ペルーという国の魅力がしっかり伝わってくる構成でした。
📌 ペルーパビリオン:訪問情報まとめ
訪問曜日:5月26日(月)
予約の有無:予約なし
待ち時間:30人くらい並んでいましたが9分で入場
入館時間:16:54
見学の時間:13分(入口での解説を含む)
映像でペルーの紹介


約5分の映像を床に座って鑑賞しました。
ペルーの自然や文化を迫力ある映像で感じられ、特にマチュピチュのシーンは印象的でした。
ペルーの展示品
アルパカの衣装


アルパカの繊維を用いた服が展示されています。
若いデザイナーの作品で伝統衣装が今どきのデザインになっていると聞きました。
食品の展示


スーパーフードのキヌアや乾燥じゃがいもなど、体に良さそうなものがいっぱい並んでいました。
キヌア(Quinoa)
キヌアは、南米アンデス地方原産の穀物で、古代インカ帝国の時代から食べられてきました。
栄養価が非常に高く、たんぱく質、食物繊維、鉄分、マグネシウム、ビタミンB群などを豊富に含んでいます。
そのため、NASA(アメリカ航空宇宙局)でも宇宙食として注目されたことがあります。
キヌアを使ったサラダやスープなどが紹介されており、健康志向の方々に人気です。
私もイマドキの流行りで、数年前から日常でキヌアをサラダに入れて食べています。
古代から食べられているとは驚きです。
乾燥じゃがいも
アンデス地方の高地で作られる伝統的な乾燥じゃがいも。
標高の高い地域で収穫されたじゃがいもを、夜間の寒さと日中の強い日差しを利用して自然乾燥で作られます。
この保存方法により、長期間保存が可能となり、食糧保存の知恵として受け継がれてきました。
乾燥じゃがいもは、初めて知りました。
ネットで見ると日本でも購入できるのですね。
興味を持った食品です。
シパン王の副葬品




🌟シパン王とは?
**シパン王(Señor de Sipán)**は、今から約1,700年前(西暦300年ごろ)にペルー北部の「モチェ文明(Moche文明)」で支配者だった人物とされています。
発見の経緯
- 1987年、ペルーの考古学者ワルテル・アルバ博士によって、シパンの墓が発見されました。
- この墓は「南米のツタンカーメン」とも呼ばれるほど豪華で、ほぼ無傷で残っていたことが世界を驚かせました。
👑展示されている宝飾品の特徴
シパン王のお墓からは、以下のような宝飾品が発見され、今回の万博でもレプリカなどが展示されています。
宝飾品の種類 | 特徴・意味 |
---|---|
金や銀の胸飾り | 地位や力を示すもの。大きくて豪華。 |
トルコ石の耳飾り | 魔除けや神とのつながりの象徴。 |
貝殻で作られた装飾 | 海との関係、交易の証拠。 |
羽飾りの冠 | 王としての威厳を示す頭の飾り。 |
これらはすべて、王の神聖さ・力・富を表しており、当時の文化レベルの高さがわかります。
パディントンも万博のペルー館に
パディントンがペルー出身とは知らなかったです。
映画のパディントンを見て、すっかりファンになりました。
彼は関西万博に何度かイベントで来ていたそうです。
そのうちの5/22には私も万博を訪れていたので、あえなくて残念です。
彼の新作映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』はペルーが舞台なのでぜひ見たいと思います。
今後の展示スケジュール
- 4 ⽉13⽇〜7⽉12⽇:シパン王の宝飾展(モチェ⽂化)
- 7 ⽉13⽇〜10⽉13⽇:ナスカ⽂化展(地上絵と⼟器)
7月の中旬で展示内容が変わるそうです。
次回の展示の際も、訪問したいです。
まとめ
ペルー館は、並んでも訪れる価値のあるパビリオンでした。
特にシパン王の副葬品の展示は、レプリカとは思えないほど精巧で見ごたえがあります。
7月中旬以降はナスカ文化の展示に変わる予定なので、リピーターにもおすすめです。
また、ペルー産スーパーフードに興味がある方にも魅力的な内容でした。
今後も関西万博のレポートを続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
にほんブログ村
コメント