
台湾は万博を主催するBIE(博覧会国際事務局)に加盟していないため、今回は民間企業が出展し、「TECH WORLD」パビリオンとして参加しています。
私が訪れた際は、入場前の待ち時間にパビリオン前でパフォーマンスイベントがあり、列に並ぶ時間も楽しく過ごせました。
展示は3つのブースすべてに見応えがあり、特に中央にそびえる円筒型スクリーンや、部屋を取り囲む360度の巨大映像スクリーンなど、他のパビリオンでは見られない独自の演出に感動しました。
台湾のデジタル技術と演出力の高さに、心から圧倒されるひとときでした。
📌 TECH WORLD(テックワールド)訪問情報まとめ
訪問曜日:5月26日(月)
予約の有無:予約あり(14:00〜14:30の時間枠で受付に)
待ち時間:予約時間内の14:20に列へ並び、ほぼ待ち時間なしで入場
入館時間:14:25
見学時間:約35分
見学方法:各ブースでスタッフさんの説明あり、全員で一緒に移動する
ウエアラブル端末を装着

【↑画像】入場後の前室でウエアラブル端末を配布され、装着方法の説明がある。
この端末で計測したデータは、最後のブースでグラフとして見られますよ。お楽しみに!
ブース(1) ライフ劇場
中央に巨大な円柱型スクリーンがあり、
その周囲をASUS製のタブレット端末560台。
映像には花や蝶が映し出され、音楽に合わせてタブレットが動く。
映像と連動してタブレットが光り動く様子は、まるで光のアートのようでとても幻想的でした。


【↑画像】このブースの最後、来場者がタブレットにタッチして蝶々を森に飛ばします。
ブース(2) ネイチャー劇場
360度のアーチ型スクリーン:高精細な4K映像で台湾の大自然の映像が投影されます。
台湾最高峰「玉山」の映像:雄大な自然を体感できます。
五感を刺激する演出:映像に合わせて霧が立ちこめ、ヒノキの香りがほんのりと漂い、森林浴を感じられる演出でした。

【↑画像】円形のスクリーンが部屋を1周ぐるりと取り囲んで360度の迫力がすごい!
ブース(3) AIギャラリー
台湾の伝統的な画家の技法をAIが学び、
美術館で見る絵に近いレベルに再現した動くアートギャラリー。


【↑画像】10cmまで顔を近づけて絵の具の盛り上がりや筆の線まで見えて楽しめました。
スタッフさんが、「まるで美術館」と解説されましたが、
それは、次の3つの技術や要素の組み合わせによるものだそうです。
①【反射防止ディスプレイ】=「アートのように見える秘密」
TECH WORLDで使われているのは、**AUOの“FindARTs Hi-Fiアートディスプレイ”**という特別なパネルで、
- 光の反射を抑える技術(アンチグレア)
- 額縁のようなマットな質感
- 発色の深み
があり、本物の絵画のように見えるのです。だから「美術館で見るアートみたい」と感じるわけです。
②【8K映像】=「細部が見えるからこそのリアリティ」
8Kは、フルHDの16倍の解像度。毛筆の細い筆跡、布地の質感、人の肌のニュアンスまで再現できます。
**「リアルに近い=美術館品質」**と感じるのは、8K映像の緻密さのおかげです。
③【AIによる再現】=「伝統の技法を学んだAI」
AIが台湾の伝統的な画法や筆の運びを学習し、自然なグラデーションや絵の「味わい」まで再現しているため、
機械的なCGではなく、人が描いたような温かみのある映像になっている点も「美術館っぽさ」を強くしています。
私の心がときめいた展示は?


【↑画像】ウエアラブル端末で集めたデータをここでブラフで見れます。
これは「感動グラフ(心が動いた瞬間の記録)」と呼ばれており、
パビリオンで体験中の生体反応(心拍など)を計測し、
どのシーンで「心がときめいたか」をビジュアル化したものだそうです。
私は「フューチャー」に感動したと結果が表示されました。
📊 グラフの読み取り方
- 横軸(下の文字):
各ゾーンの体験内容を表しています。- ライフ(LIFE):生命の大切さや日常に関する展示
- ネイチャー(NATURE):自然に関する映像体験
- フューチャー(FUTURE):未来の技術や社会についての展示
- 縦軸の波(高さ):
心拍数などの変化から「感情が大きく動いた瞬間の強さ・頻度」を表します。
→ 山が高い=そのゾーンで強く心が動いた証拠
なるほど⋯
フューチャーで思わず顔を近づけて、筆の流れや絵の凹凸をじっくり観察してしまいました。
気づかないうちに、私の好みが読み取られたのですね。
もし、屋外に出るまでこの端末を付けていたら
きっと、タロ芋ケーキを食べる瞬間が一番ハイテンションになってたと思います。
「TECH WORLDの来場プレゼント」
来場者の皆さんに配られていましたが
日程によってプレゼント内容が変わるようですが
ただし在庫によってプレゼントがない時もあるかもしれません。


【↑画像】私はカバンに付けられる名札をいただきました。
やや大きめのサイズで存在感があり、とても気に入りました。
カフェ(テイクアウトのみ):魯肉飯からタピオカドリンクまで


【↑画像】美味しそうなメニューが並んでいます

【↑画像】私はタロ芋ケーキを食べました。
スポンジは、ふわふわ・しっとり、大好きな生地です。
2個もあって、一人で食べるとお腹いっぱいになりました。
どれも美味しそうでしたので、次はかき氷を食べに行きます。
その他、おすすめカフェ
万博には、素敵なカフェがいくつもあります。
どれも、海外旅行気分を楽しめると人気のようです。
私も、時間があれば、他のカフェにも行ってみたいと思います。
以下の「バーレーンカフェ体験」のブログも合わせて読んでいただけると幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
関西万博には、今後も引き続き行く予定ですので、
これからも引き続きよろしくお願いします。
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