
定山渓温泉はアクセスが良いので雪のシーズンに毎年行っています。最初に訪れた宿「翠蝶館」がとても気に入ったので、その宿のグループホテルに泊まってみたいとの思いから、翌年から第一賓亭留グループから宿を選んでいます。どの宿もハズレがないです。今年はその中から『旅籠屋 定山渓商店』に泊まりました。ここは私のような『ひとり旅女子』に特にオススメと感じたので詳しくお伝えいたします。
定山渓商店へのアクセス
定山渓温泉は空港からのアクセスが良い
私は関西から飛行機で行きます。ANAのセールのときには片道1万円前後でチケットが入手できるときがあります。他にもピーチ、ジェットスター、スカイマークも手頃な価格で販売されています。
新千歳空港から札幌市内に出るにはJRが便利です。列車の本数も多く、空港駅から札幌駅まで快速で約40分、空港からの乗り継ぎ時間を含めても1時間程度で札幌に到着します。運賃は自由席で1230円(2025年7月の価格)、指定席(840円)を追加しなくても私はいつも自由席で座って行けてますよ。
札幌駅から定山渓温泉には以下の図のように2つの方法があります。前回と前々回は無料送迎のお世話になりました。今回は宿のシャトル予約が取れず、『じょうてつバスのかっぱライナー』を教えてもらいました。結果かっぱライナーの方がバスの本数が多くて、旅行の行動予定が組みやすかったです。

ホテルの無料バス、有料の公共バス を比較
【ホテルの送迎車メリット】 | 【ホテルの送迎車のデメリット】 |
無料 | 本数が少ない |
ホテルの玄関前に到着 | スグに予約がいっぱいになる |
【バス利用のメリット】 | 【バス利用のデメリット】 |
出発本数が多く、観光時間の自由度が高い | 有料(路線バス790円、直行バス1200円) |
乗降地を札幌駅・すすきの・その他選べる | バス停から宿まで徒歩移動(5分程度) |
定山渓商店:チェックインは16時、チェックアウトは12時

フロントは入口を入ってスグ左側です。チェックインは早めにできましたが入室は16時〜です。チェックアウトは12時のゆっくりタイムです。私は15時に入室できると勘違いして、早く到着したので、ロビーで1時間過ごしましたがロビーの待ち時間も快適でした。
ロビー:24時間利用可能

【↑画像】定山渓商店のHPから引用

ロビーにはゲームやパソコンが置かれていて自由に使えます。私はチェックインの待ち時間以外にも滞在中にロビーで過ごすことが多く、リラックスできる空間でした。

私のような一人旅の他に、家族連れ、カップル、女子旅グループなど、皆さんがロビーのゲームで楽しんでいました。ロビーは席数も多く、何度か行きましたが座れないことはないです。宿で注文したお酒を飲みながら談笑している光景を見かけました。
宿のコンセプト
待ってる間に、フロントでいただいた資料「ご滞在のしおり」に目を通すとチェックイン時間が遅い理由やサービス料のこと、施設全般について書かれており、宿の考え方が伝わってきました。




お酒を気軽に
パンフレット「ご滞在のしおり」の一文『サービス料はございません』に思わず目がとまりました。
そのシンプルな言葉に、なんだかほっとして、うれしい気分になりました。
サービス料はございません
日本酒は250円(税込275円)からご提供しております。
気軽に食べたいもの飲みたいものを、サービス料がない分、少しだけお財布に優しい値段にすることができました。
※「ご滞在のしおり」から抜粋
アメニティを持参するとお得なガチャが引けます

【↑画像】ガチャ:黒いボールの中に特典のメモが。
チェックイン時に必要なアメニティをいただけます。(歯ブラシ・クシ・化粧用コットン・シャワーキャップなど)
私は旅行の際に歯ブラシ・クシなどを持参していますので、アメニティをもらいません。
定山渓商店では、アメニティが不要な方は「ガチャ」を1回引く事ができます。
ガチャのコインをもらい、ゲットできた特典は「生ビール1杯」と書かれた紙が。
これは大当たりかも、嬉しい!
生ビール以外にどんな景品があるのか知りませんが、アメニティを持参して景品をもらいましょう。

三人の共有部屋、共有と思えない快適な設備
共同部屋の中に1人ひとりの個室が3つあり、個室の外には暖房器具が1ヶ所で部屋全体を温めています。
トイレは3人部屋の中に個室トイレが2ヶ所ありますので、利用が重なっても気兼ねなく使えます。
パウダールームには、3人部屋になんと3ヶ所の洗面シンクが。全員で並んで歯磨きできます。
私を含め皆さんがロビーで過ごしているので、チェックイン時(この撮影時)以外に部屋で顔を合わせることは一度もありませんでした。
海外で共有部屋に泊まったことがありますが、1箇所のパウダールームに20人ほどの宿泊者全員での共有でした。1人に1個の洗面シンクは快適過ぎて、とてもありがたいです。

充実の設備:一人旅に最適な環境が揃っていた

個室は想像してたよりも広いです。
個室内の照明は、間接照明で柔らかい明るさ、これなら夜中に点灯しても他の方に迷惑にならないと思いました。
他にも、自在に角度を変えられるスポットライトがあり、必要なところはしっかり明るくできて、パソコン作業に困りませんでした。
ホテルの口コミに暖房器具の音が気になるという投稿を見かけましたが、かすかな音が聞こえましたが、私は気にならずに寝てしまいました。
個室内の設備一覧
📺【備品】
・TV
・ヘッドフォン
・小型扇風機
・照明 2ヶ所
・鍵付きロッカー
・コンセント3ヶ所
・Type-A電源
・洋服ハンガー2個
🛏️【寝具】
・布団
・毛布
・枕
・クッション
👕【タオル/部屋着】
・フェイスタオル
・バスタオル
・パジャマ上下(館内OK)
・スリッパ
🔌【その他】
・ベッド下は広い荷物置き場
・お水1本
・耳栓

【↑画像】個室の下には、広い荷物置き場がありました。大きなスーツケースもすっぽり入ります。

【↑画像】鍵付きのロッカー。パソコンやipadのほか、バッグごと入れられるので助かりました。

【↑画像】TVには、ホテルの備え付けのヘッドホンが繋げてありました。音を気にせずにTVを観る事ができます。

【↑画像】ベッド脇の台は奥行きが広いです。持参したパソコンも余裕の空間で作業ができました。
部屋着:肌触りの良い厚地の綿素材

【↑画像】上着は長袖でゆったりデザイン。ボトムはウエストゴムの長ズボン。
定山渓商店の名物:夕食は焼き肉 朝食はカレーまたは雑炊
食事は3人が一緒に食べるのかと思っていたら、1人用の半個室に案内していただきました。2〜3人のグループの方は、丸い大きなテーブルを囲んでいました。
夕食は2部制で、指定時間(1部17:30〜、2部20:00〜)に一斉にスタートなので、私は17:30を選びました。6段重ねの容器にお肉やサラダが盛られてます。テーブルに置かれたトリセツに従って焼いていきます。

【↑画像】お肉のケースを見ただけでテンションが上ります。

【↑画像】一人席は広々して贅沢。
背中側の椅子の背もたれは高さもあり私の姿がすっぽり隠れるような状態です。椅子の幅も広く、2〜3人くらい座れる贅沢な半個室風でした。

【↑画像】6段の容器にはサラダやお肉が美しく盛り付けられています。

【↑画像】お肉の種類ごとに焼き方の解説が。
牛肉の色んな部位を解説を見ながら食べたので、イベントのようで楽しい夕食になりました。
定山渓商店は日本酒が充実
夕食の最後にデザートとして「杏仁豆腐」が付いていて、各自でカウンターに貰いに行きます。チェックインの時にチケットをもらった『ウエルカムドリンク&スイーツ』をこの時にいただきました。
なんとウエルカムドリンクなのでソフトドリンクと思っていたら、日本酒でも選べるという、酒飲みには嬉しいセレクトです。ということで食後のデザートに「杏仁豆腐」「日本酒」「パンナコッタ」をいただきました。

夕食第2部の準備があるのでレストランを出て、お酒とスイーツをロビーに持っていきソファーでいただきました。おかわりの日本酒も追加注文してほろ酔いでお部屋に帰りました。

お酒の種類も豊富で、壁に飾られたお酒のボトルや、暗い部屋で貯蔵されているお酒を眺めているだけでもワクワクする空間です。


温泉とサウナ

【↑画像】定山渓商店のHPから引用
渓流荘時代から長年愛された大浴場は、旅籠屋 定山渓商店の自慢のひとつです。
以前の風合いをそのままに、サウナ・水風呂を完備した大浴場では天然温泉(加水・循環ろ過)をお楽しみいただけます。
※定山渓商店のHPから引用
露天風呂、内風呂、どれも私好みの湯の温度でした。
日帰り入浴ができます。
もし定山渓温泉の別のホテルに泊られた方も、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
日帰り入浴
●時間 13:30〜18:00
●料金 1,200円(税込・入湯税込)/タオルレンタル220円(税込)
※13歳以上のお客様専用の施設です
定山渓商店のHPから引用
熱熱熱燗サウナ
15分に1回「熱燗オートロウリュウ」が体験できる「熱熱熱燗サウナ」は22時までお愉しみいただけます。(翌朝6時〜10時の間もご利用いただけます。
※定山渓商店のパンフレットから抜粋
サウナ初心者の私にはロウリュウは苦手でしたが、サウナ好きには人気の温度のようですよ。
まとめ
第一賓亭留グループの違う宿に3回泊まらせていただきましたが、今回もハズレ無しでした。今回は特に一人旅に最適の宿でしたので、解説させていただきました。宿の良さは泊まってみないとわからないですが、こちらの宿は一人旅をご検討の方にはオススメです。私もまた行きたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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