「えっ、バッテリーって飛行機に持ち込めなくなったの?」
こんにちは、旅するKIKOです。
最近、こんな声をよく耳にします。
「空港でバッテリーのことを注意されたけど、何がダメなの?」
「機内でスマホを充電できなくなったって本当?」
「違反したら罰金って、どういうこと?」
特に年に1〜2回しか飛行機に乗らない方にとって、「バッテリーの機内ルール」は正直わかりにくいですよね。
安心してください。持ち込み禁止になったわけではありません。でも、2026年4月24日から「使い方」が大きく変わりました。
私自身も最初に調べたとき、「Wh(ワット時)って何?」「2個制限って合計で?」「私の20000mAhのバッテリーは大丈夫?」と頭が混乱しました。
この記事では、滅多に飛行機に乗らない方でも迷わないよう、新ルールを順番にやさしく解説します。読み終わる頃には「なんだ、知っていれば怖くない!」と思っていただけるはずです。

小さな「発煙・発火」が命取りになる
実は近年、世界中の空港や機内で、モバイルバッテリーが原因の発煙・発火トラブルが急増しています。
2019年〜2024年の5年間で、航空機内でのリチウム電池関連インシデントは世界全体で数百件を超えると報告されています。


インターネット通販の普及が背景に
スマホの普及と合わせて、ネット通販で数百円〜数千円の格安モバイルバッテリーが気軽に買えるようになりました。しかし、これらの中には安全基準を満たしていない粗悪品も多く含まれています。
「安いバッテリーが世界中に出回ったからこそ、ルールを厳しくする必要が生まれた」のです。
ICAO(国際民間航空機関)が緊急改訂
こうした状況を受けて、2026年3月27日、飛行機の安全を管理する国際機関「ICAO(国際民間航空機関)」が緊急でルール改訂を承認・即日適用。日本では2026年4月24日からすべての国内線・国際線に適用されています。
3つの「なぜ」──ルール変更の本当の理由
理由①:安価なバッテリーに「品質のバラつき」がある
正規メーカーの製品は安全基準(PSEマークなど)を満たしていますが、規制の緩い国で製造された粗悪品には、衝撃や熱で簡単に発火するリスクがあります。

「安さには理由がある」──バッテリー選びは品質優先で。
理由②:リチウムイオン電池の「熱暴走」が怖い
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、エネルギー密度が高く軽量という優れた特性がある一方、過充電・衝撃・熱によって「熱暴走(サーマルランナウェイ)」を起こすことがあります。


理由③:「充電中」がいちばん危ない
特に危険なのが充電している最中です。充電中は電流が流れ続け、電池の温度が上がります。機内という閉鎖空間でこれが起きると、迅速な対応が難しくなります。今回「機内充電禁止」になったのは、まさにこのためです。
新ルールを正しく理解する──何がOKで何がNG?
まず全体像を把握しよう

「スマホの充電ができなくなった」のではありません。「モバイルバッテリーを使った充電」がNGになっただけです。
飛行機のシートについているUSBポートやコンセントからの直接充電は、今まで通りOKです。
「自分のバッテリーは持ち込める?」容量の調べ方
ここが一番わかりにくいポイントです。
バッテリーの容量には2種類の単位があります。
【図解④:mAhとWhの違い】 mAh(ミリアンペア時) └ 商品パッケージや本体に書いてある数字 └ 例:「10000mAh」「20000mAh」 Wh(ワット時) └ 航空会社のルールで使われる単位 └ 本体に書いていないことも多い └ ← これが「160Wh以下」の基準!
【変換計算式】Wh = mAh ÷ 1000 × 3.7
難しく見えますが、実際にやってみると簡単です。
例:20000mAhのバッテリーの場合
20000 ÷ 1000 × 3.7 = 74Wh → 余裕でOK!

一般的に売られているモバイルバッテリー(20000mAh以下)のほとんどは問題なく持ち込めます。
「2個制限」は合計容量で計算するの?
よくある疑問がこれです。答えは「No。個数で数えます」。
【図解⑥:2個制限のしくみ】 OK例: バッテリーA(20000mAh=74Wh) ✅ バッテリーB(10000mAh=37Wh) ✅ 合計=111Wh でも → 2個以内・各160Wh以下 → OK! NG例: バッテリーA(20000mAh) ✅ バッテリーB(20000mAh) ✅ バッテリーC(10000mAh) ❌ ← 3個目はNG! ポイント:「1個ずつが160Wh以下」かつ「合計2個まで」
機内での正しい保管場所は?
新ルールでは「収納棚(頭上のオーバーヘッドビン)への保管」も禁止になりました。


航空会社別ルールと公式リンク一覧
基本ルールはすべての航空会社で共通ですが、各社の公式案内ページも確認しておくと安心です。

【各航空会社の公式案内ページ】
- JAL(日本航空) https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2026/other/260330/
- ANA(全日空) https://www.ana.co.jp/ja/jp/special-notice/001379.html
- ジェットスター https://www.jetstar.com/jp/ja/information/20250701
- Peach(ピーチ) https://www.flypeach.com/lm/ai/airports/baggage/limited_bag
- シンガポール航空 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/baggage-restrictions/
「乗る航空会社の公式サイトで必ず確認する習慣を。ルールは予告なく変わることがあります。」
違反したらどうなるの?罰則について
これは正直、怖いと思います。でも、正しく知っておけば怖くありません。

「知らなかった」では済まないのが法律。でも、正しく知っていれば何も怖くありません。
空港でどんな確認があるの?
【図解⑩:空港セキュリティの流れ】 荷物をベルトに置く ↓ X線検査(バッテリーは発見されます) ↓ 容量確認が必要な場合 ↓ バッテリー本体のWhラベルを確認 ↓ 表示がない・読めない場合 → 没収の可能性あり 【対策】 ✅ バッテリー本体のラベルを確認しておく ✅ mAhしか書いていない場合はWhを計算してメモしておく ✅ 複数個持ち込む場合は「2個以内」を確認
出発前にやること──今日からできる3つのアクション
アクション1:バッテリーの容量(Wh)を確認する
本体ラベルを確認してください。
- Whが書いてある → そのまま確認OK
- mAhしか書いていない → 「mAh ÷ 1000 × 3.7」で計算
- 何も書いていない → 没収リスクあり。新しいものの購入を検討
アクション2:乗る前日にフル充電する
機内ではバッテリーの充電ができなくなりました。出発前日の夜に必ずフル充電しておきましょう。長時間フライトの場合、機内のUSBポートを活用してスマホを直接充電する方法も有効です。
「フル充電で乗る」が、新ルール時代の鉄則です。
アクション3:持ち込む個数を「2個以内」に絞る
複数のバッテリーをお持ちの方は、厳選して2個以内を機内に。残りは預け入れ荷物に入れることもできません(昔からのルール)。使わないバッテリーは自宅に置いていくか、事前に送っておく方法を検討してください。

まとめ──知っていれば、いつもの旅と変わらない
2026年4月24日からの新ルールをまとめます。
【最終まとめ図解】 変わったこと ❌ 機内でモバイルバッテリーを使った充電 → 禁止 ❌ 収納棚へのバッテリー保管 → 禁止 ❌ 持ち込み3個以上 → 禁止 変わっていないこと ✅ バッテリーの持ち込み自体 → OK(2個・160Wh以下) ✅ 飛行機のUSBポートでスマホ直接充電 → OK ✅ 160Wh以下なら持ち込める → 変わらず 出発前にやること 1. バッテリーの容量(Wh)を確認 2. 前日夜にフル充電 3. 持ち込み個数は2個以内に
私も最初はこのルールに戸惑いました。でも、正しく理解してしまえば、いつもの旅と変わりません。
バッテリーを持っていれば機内でも安心——その感覚は変わらず。ただし、「使い方」が変わっただけです。
「知っていれば怖くない、これが旅のルールとの向き合い方です。」
今回の記事が、同じように疑問を感じていた方の参考になれば嬉しいです。安心して、楽しい空の旅を!
旅するKIKOでした。
✈️ 実は機内でもスマホを充電できる方法があります!
「モバイルバッテリーが使えないなら、長時間フライトでバッテリーが切れてしまう…」そんな心配をされた方、ご安心ください。飛行機の座席に備え付けられた充電設備を使えば、機内でもしっかりスマホを充電できます。
🔌 機内で使える充電方法
① 座席備え付けのUSB Type-Aポート
多くの中・長距離路線の座席には、USB Type-Aポートが設置されています。お手持ちのUSBケーブルをつなぐだけでOK。充電速度はゆっくりめですが、長いフライト中にじわじわ充電できます。
② 座席のACコンセント(100〜110V)
国際線のビジネスクラスや、一部のエコノミークラスにはACコンセントが設置されています。充電アダプターとケーブルがあれば、ノートPCやスマホをフル充電も可能です。
③ その他(航空会社・機材による)
上記以外にも、航空会社や使用機材によって独自の充電設備が設けられている場合があります。搭乗前に各航空会社の公式サイトで「機内設備」を確認しておくと安心です。

⚠️ 注意点:設備は路線・機材によって異なります
座席の充電設備は、すべての便・座席に備わっているわけではありません。特に国内線の短距離路線や古い機材では設置されていないことも多いです。
乗る前に確認するコツ:各航空会社の予約サイトで座席マップを見ると、充電設備の有無が記載されていることがあります。また「機内設備」のページで確認するのもおすすめです。
モバイルバッテリーが使えない今だからこそ、搭乗前にスマホをフル充電しておくこと、そして座席の充電設備を上手に活用することが、快適な空の旅のポイントです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 今後も旅の情報ともに動画作成の失敗談も書いていきます。どうぞよろしくお願いいたします!
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