関空でラウンジを使いたいと思っても、初めて調べる方には「自分はどこを使えるのか」が分かりにくいと思います。
関空には複数のラウンジがありますが、好きな施設を自由に選んで入る仕組みではありません。航空会社の搭乗クラスや会員資格、プライオリティ・パス、クレジットカードなど、何を使って入るかによって確認するラウンジが変わります。
この記事では、私が実際に利用した「NODOKA」「NORTH LOUNGE」「KIX Lounge Kansai」の3か所を紹介します。なお、NODOKAとNORTH LOUNGEは今回の旅行、KIX Lounge Kansaiは前回タイ国際航空を利用した際の体験です。
3か所すべてを順番に読む必要はありません。まず「今回、何を使ってラウンジに入りたいのか」を選び、ご自身に関係するところからご覧ください。
今回、何を使ってラウンジに入りますか?
1.航空会社の搭乗クラスや会員資格を使う
ビジネスクラスなど対象の搭乗クラスや、SFC・JGCなどの会員資格で利用する方です。関空では、航空会社から「KIX Lounge Kansai」または「KIX Lounge Premium」を案内されます。自分で好きなほうを選ぶのではなく、航空会社から指定されたラウンジを利用します。
2.プライオリティ・パスを使う
この記事で紹介する3施設のうち、プライオリティ・パスで利用できるラウンジはNODOKAです。NODOKAは、手荷物検査・出国審査を受ける前にあります。出国手続きを終えたあとには戻れないため、利用する場合は場所と時間を先に確認してください。
私は今回、プライオリティ・パスではなく、Trip.comの会員特典を使ってNODOKAを利用しました。Trip.comの利用条件については、NODOKAの体験部分で補足しています。
3.クレジットカードのラウンジ特典を使う
対象クレジットカードを持っている方は、利用するタイミングによって確認するラウンジが変わります。国際線の出国手続き後に休みたい方はNORTH LOUNGE、手荷物検査・出国審査の前や到着後に利用したい方はNODOKAが候補です。
同じ国際ブランドでも、カードの発行会社やカードの種類によって利用できない場合があります。まず関西空港またはカード会社の公式案内で、ご自身のカードが対象か確認してください。
ここから、3か所の場所と体験を紹介します
ここまでで、今回確認するラウンジの候補は見つかりましたか。
利用する資格が決まっている方は、上のボタンから該当する施設へ進んでください。まだ分からない方は、次の早見図で場所と利用条件を確認してから、各施設の体験をご覧ください。

関空で使えるラウンジは「場所」と「資格」で決まる
| 利用するタイミング・条件 | 利用候補 |
|---|---|
| 保安検査前・到着後 | NODOKA |
| 国際線出国後+対象カード | NORTH LOUNGE |
| 国際線出国後+航空会社が指定する利用資格 | KIX Lounge Kansai |
NODOKAとNORTH LOUNGEの両方で使える対象カードなら、保安検査前はNODOKA、出国後はNORTH LOUNGEと、タイミングに応じて2か所を利用できます。
ただし、対象カードや同伴者の扱いはカード会社によって異なります。券面が同じ国際ブランドでも、発行会社によって利用可否が変わることがあるため、利用前にカード会社と関西空港の公式案内をご確認ください。

NODOKAは関西空港駅に直結するエアロプラザ2階。NORTH LOUNGEとKIX Lounge Kansaiは、第1ターミナルの国際線保安検査・出国審査後にあります。詳しい通路は現地の案内表示と関西空港公式フロアマップもご確認ください。
NODOKA|保安検査前・到着後にも使える
先に結論:NODOKAは、手荷物検査・出国審査を受ける前や到着後に利用したい方の候補です。PP、Trip.comの特典、対象カード、有料利用など、複数の利用方法があります。
NODOKAはエアロプラザ2階にある、24時間営業のカフェラウンジです。第1ターミナルの外、保安検査前にあるため、出発前だけでなく到着後にも利用できます。

利用時間・料金・対象カードを確認

- 対象カード:2時間利用、ソフトドリンク
- プライオリティ・パス:出発時に3時間利用
- 対象資格がない場合:料金を支払って利用可能
また、受付で確認したところ、私が持っていたヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、NODOKAのカードラウンジ特典の対象外でした。アメリカン・エキスプレス発行カードは提携がなく、券面がアメックスでもセゾン系など対象となる発行会社のカードは利用できるとの案内でした。カードの対象条件は変更されることがあるため、利用前に発行会社の公式案内をご確認ください。
プライオリティ・パスでは3つの特典から2つを選択
私が利用したときは、プライオリティ・パスでは「食事・アルコール・シャワー」の3項目から2つを選べました。私は食事とシャワーを選択。食事はカレー、うどん、スパゲティ、ミックスナッツから案内され、ミックスナッツを選びました。メニューや利用条件は変更される場合があります。
今回は楽天プレミアムカードに付帯する年間5回分ではなく、Trip.comの会員特典を利用しました。そのため、楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス利用回数は消化していません。Trip.comの特典は会員ランクなどにより異なるため、アプリで最新条件をご確認ください。



カフェ・芝生・個室から過ごし方を選べる
NODOKAにはカフェエリア、芝生エリア、ブースタイプなどがあります。私はプライオリティ・パスで個室タイプを選びました。デスク、椅子、モニターがあり、周囲を気にせず休憩できるのがよかったです。




シャワーは広く、アメニティ付き
受付ではシャワーが約40分待ちと案内されましたが、使いたかったので申し込みました。清掃が終わると、利用できることを知らせてもらえます。
案内の際、かごにシャワー室の鍵と1名分のアメニティを入れて渡されました。私はタオル以外を使わなかったため、利用後は鍵と未使用のアメニティをかごごと返却しました。バスタオルは有料レンタルでした。
利用したシャワールームは車いすでも使える広さがあり、シャワースペースだけで1坪ほど、更衣スペースも同じくらい広く感じました。これまで利用した空港ラウンジのシャワーの中でも、特にゆったりしています。
アメニティの歯ブラシを更衣スペースの洗面で使いましたが、洗面ボールが小さく、水が周囲に跳ねやすい形でした。歯磨きはシャワー室内で済ませる方が使いやすいと思います。



NODOKAを利用した感想
回数無制限のプライオリティ・パスなら、時間に余裕があるときに利用したい施設です。一方、第1ターミナルの外にあるため、出発時に必ず立ち寄りやすい場所とはいえません。
今後、楽天プレミアムカードの年間5回分を使うなら、私はNODOKAで1回を消化しないと思います。ただし、対象カードの無料ラウンジ特典なら話は別です。到着時に休憩したり、旅行帰りに身支度を整えたりできる場所として、今後も使わせてもらいたいと思いました。
NORTH LOUNGE|LCC利用時にも便利なカードラウンジ
先に結論:NORTH LOUNGEは、第1ターミナルから国際線に搭乗する方が、出国手続き後に対象クレジットカードで利用するラウンジです。航空会社の上級会員資格がなくても、カードの条件を満たせば利用できます。
NORTH LOUNGEは、第1ターミナルの国際線出国後、3階北側にあるカードラウンジです。ブランドショップが並ぶ中央エリアから案内に沿って進み、階段またはエレベーターで3階へ上がります。







航空会社の上級会員資格やビジネスクラスでなくても、対象カードと当日の国際線搭乗券があれば利用できます。LCC搭乗時でも、カードの条件を満たせば利用可能です。
私が受付で確認したところ、VISAゴールド(SFC)とヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの両方が対象でした。また、アメックスは同伴者も無料と案内されました。ただし、同伴者が無料か有料かはカードによって異なるため、利用時に必ずご確認ください。
飲み物と充電が中心のシンプルなラウンジ
食事はありませんが、ソフトドリンクをいただきながら充電できます。窓側の席から飛行機を眺め、搭乗時間までゆっくり過ごせました。
これまで航空会社ラウンジを利用する機会が多かったため、最初は設備が質素に感じられました。しかし、よく考えると、出国後の便利な場所で飲み物をいただきながら休憩できるだけでも十分助かります。
今後、LCCで旅行するときには積極的に利用したいラウンジです。
航空会社から案内されるラウンジは2か所
関空の国際線で、航空会社の利用条件を満たした方が案内される共用ラウンジは「KIX Lounge Kansai」と「KIX Lounge Premium」の2か所です。どちらを利用できるかは、航空会社、搭乗クラス、会員資格などによって異なります。航空券を持っているだけでは利用できません。

自分で好きなラウンジを選ぶのではなく、航空会社から指定された施設を利用します。主な航空会社の公式案内はこちらです。
- JAL|関西国際空港のラウンジ案内
- ANA|関西国際空港のラウンジ案内
- エバー航空|関西国際空港の提携ラウンジ案内
- エールフランス/KLM|関西空港のラウンジ案内
- シンガポール航空|関西国際空港の提携ラウンジ案内
ここにない航空会社を利用する方は、航空会社の公式サイトで確認するか、搭乗当日にチェックインカウンターで「私が利用できるラウンジ名を教えてください」とお尋ねください。最終的には、搭乗当日に航空会社から案内されたラウンジをご利用ください。
この記事では、私が実際に利用したKIX Lounge Kansaiを紹介します。KIX Lounge Premiumはまだ利用していないため、体験紹介には含めていません。
KIX Lounge Kansai|航空会社共用の本格ラウンジ
先に結論:KIX Lounge Kansaiは、航空会社から利用を案内された方のための共用ラウンジです。一般的なゴールドカードやPPだけでは利用できません。
KIX Lounge Kansaiは、対象航空会社の搭乗クラスや上級会員資格など、航空会社が指定する条件を満たした人が利用する共用ラウンジです。一般的なカードラウンジではありません。
私は前回、タイ国際航空を利用した際に入りました。入口に「航空会社ラウンジ」と大きく書かれていないため、最初はここで合っているのか少し迷いました。国際線ゲートエリア中央の2階入口から、エスカレーターで3階へ上がります。









複数の航空会社が共用することで、これだけ広い空間と充実した設備、豊富な飲食サービスを実現できているのだと思います。
料理とお酒の種類が圧倒的

KIX Lounge Kansaiで特に印象に残ったのが、料理と飲み物の種類の多さです。温かい料理、和食、魚料理、野菜、サラダ、フルーツに加え、カレー、スープ、おにぎり、サンドイッチ、デザートまで並んでいました。お酒もワイン、日本酒、スピリッツなど種類が豊富です。
写真に収められたのは、その一部にすぎません。
私が選んだのは、サラダ、ハム、卵焼き、魚料理、クロワッサン、カレーなど。少しずつ取ったつもりでしたが、それでもこれだけの種類になりました。軽食というより、出発前の食事として十分に満足できる内容です。
広い室内と充実した設備
室内は非常に広く、ソファ席、テーブル席、仕事をしやすい席など、過ごし方に合わせて選べます。ロッカー、授乳室、シャワールーム、通話ブースなどもそろっています。
以前の関空にはANAラウンジがありましたが、その当時と比べても、素晴らしいラウンジに生まれ変わったと感じます。食事内容も豊富で、海外の空港ラウンジに引けを取らないレベルです。
2028年のSFC制度変更後は利用条件に注意
現在の私はSFCを持ち、スターアライアンス加盟航空会社を利用する際に、条件を満たせばKIX Lounge Kansaiを利用できます。
ANAは2028年4月からSFC制度を変更します。年間のANAカード・ANA Pay決済額が300万円未満の「SFC LITE」はラウンジを利用できず、条件を満たす「SFC PLUS」は引き続き利用できます。私は年間300万円の決済が難しいため、今の条件で利用できる間に、機会があればしっかり楽しみたいと思っています。
3か所を利用して分かったこと
3か所は同じ「ラウンジ」でも、役割が大きく異なります。
- NODOKA:保安検査前や到着後に、休憩・個室・シャワーを利用したいとき
- NORTH LOUNGE:国際線出国後、対象カードで飲み物と充電を利用しながら待ちたいとき
- KIX Lounge Kansai:航空会社の利用条件を満たし、食事やお酒も含めてゆっくり過ごしたいとき
設備だけを比べればKIX Lounge Kansaiが圧倒的ですが、読者が自由に3か所から選ぶわけではありません。大切なのは、自分の搭乗便、今いる場所、持っているカードや会員資格から、利用できる施設を確認することです。
利用条件は変更されることがあります。出発前に、関西空港、カード会社、利用航空会社、プライオリティ・パスの公式情報を確認しておくと安心です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 今後も旅の情報ともに失敗談も書いていきます。どうぞよろしくお願いいたします!
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